このページでは、「信用・信頼を頼り過ぎている理由と、その対策について」を紹介していきます。
- 誰を信用していいのか分からない
- ある人を信じていたのに裏切られた
- 物事を信用だけで決める人
- 職場や人間関係に不満を持っている
信用や信頼だけで話が進んでいく様子をみて、私が「それってちゃんと根拠はあるの?」と、そういった人の考えていることを観察や分析してみました。
今までの「信用」に関する、経験や観察から見えてきたものを書いていきます。
結論:判断するのが出来ない、または面倒だから
よく知人間や職場で、「~って絶対あれだよね」「~さんが言ってたから大丈夫」など人を信用して、話がすすむ場面に何度もみたことがあると思います。
逆に「~は嘘つきだ」「どうせ今回のミスも~さんでしょ」とネガティブな信用・信頼の使われた方にも疑問を感じていました。
なぜ、話の内容だったりを無視して、人の信用度で物事が進んでいくのでしょうか。
原因1:楽だから
いちいち、その人を観察して見極めてと、考えるのが面倒くさいからです。
正直、「信用度・信頼度」で物事を進めていくと、考えることなく楽で効率がいいからです。
また、楽したい面倒な気持ちを隠すかのように、いろんな理由を付けて相手のせいにしてしまいがちにまります。
ただ何をするにもメリット・デメリットがあるので、そこを上手く均一にバランスよく保たないといけません。
信用・信頼しすぎると
- 効率良くなる
- 安心感を得られる
- 致命的なダメージを受ける
疑心暗鬼になりすぎると
- 致命的なダメージは受けなくなる
- 孤立しやすい
- 手間がかかる
何事も極端はダメなんだ、バランスをとるんだ…。
原因2:観察力が足りないから
単純にその人のことを正確に見極められないからです。
そういった観察力が足りない人は、自分の眼で見て頭で考えきれないので、数値化されたデータや他人からの評判を中心に物事を判断するようになります。
学歴や年収などのステータスで人を判断してしまうのが典型例です。
そうして、ハロー効果が生まれてしまい、正しい判断や真実が見えなくなってきます。
ハロー効果とは
ある対象を評価する時に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる(認知バイアス)現象のこと。例えば、ある分野の専門家が専門外のことについても権威があると感じてしまうことや、外見のいい人が信頼できると感じてしまうことが挙げられる。
Wikipedia参照
信用や信頼を主軸に考えてしまうと…
もし、信用や信頼ばかりに頼ってしまうと、どのようなことが起こるのか4つ紹介していきます。
1. 不正や間違いを見抜けない
勝手な思い込みや先入観から、相手の正確な情報が見抜けずに信用してしまいがちです。
もし、相手が間違ったことをしていたとしても、自分自身も間違いに気づかずに巻き添えを食らう可能性があります。
- あの人の言うことだから間違いない
- 人気者で知名度が高い人間が、そんな下衆な事はしない
- 高学歴で勉強ができるから、犯罪なんて犯すわけない
などが世間一般で起きやすいです。
さっきのハロー効果と一緒ですね
2. 期待通りにいかずイライラするようになる
もし、信用していた相手が想定外の行動をすると、期待通りにいかないことにイライラするようになります。
そもそも他人は自分じゃないので、自分が期待していた都合のいいものにはなりません。
案外、わすれがちなことです。
3. トラブルを起こしやすくなる
そして裏切られた気持ちになり、相手と衝突をしてしまいトラブルに発展しやすいです。
自分自身は裏切られた気持ちになり、相手が思い通りにならないので、感情を利用して相手に自分の理想を実現させようとしてきます。
もっと対策あれば、感情なんてものは使わず論理的に解決しやすいのですが、感情で訴えてくるのは切羽詰まっている証拠です。
4. 人に騙されやすくなる
信用や信頼度の結果で左右するということは、同時に信用や信頼度で左右される事にもなります。
もしも、あなたが「信用できる人の表面的なポイント」があったとして
- 遅刻しない
- 悪口や愚痴を言わない
- 嘘をつかない etc.
こういったポイントは、誰でもやろうと思えば出来ます。
何が言いたいのかというと、
自分や他人の信用度なんてものは、簡単にコントロールできるということです。
簡単に印象操作できてしまうものに、頼り過ぎているのもどうかと思います。
解決策:「信用」を信用しない
信用を簡単に信じず、ちゃんと精査して証拠がある話にだけ、初めて「信用」というのが出てくるのです。
対策1:行動パターンをいくつも予想しておく
自分の都合のいいようにはならないので、あらゆる可能性を考え、それに備えておきましょう。
- 理想通りになるパターン
- 理想とは真逆のパターン
- どちらにも属しない中途半端なパターン
例えば、お金を貸してほしいという知人がいたとしましょう。
そうなると、次のパターンを思いつく限り予想しておくことです。
「借金の返済」での例
- 借金をちゃんと返済する
- 期限内に返済する
- 期限過ぎに返済する
- 借金を返済しない
- 夜逃げする
- 逆ギレする
- 弁護士を派遣される
- 時効まで返さない
- 借金を全額返さない
- 半分しか返済しない
- 大半を返済する
今のところ上記のパターンが予測できました。
こうすることで、どんなことが起きても予想通りなので、冷静な対応がしやすくなります。
このように、あらゆるパターンを想定し、事前に備えておきましょう。
対策2:精神的に強くなる
一番は、信用を裏切られたとしても、それに耐えられるほどのメンタルを持つです。
結局のところ一番の問題というのは、安心したい気持ちを妨害させられたところにあります。
そうした予想外のことに対しても、冷静な対応ができるように心に余裕を作ることです。
対策3:観察力と洞察力を磨く
どうしても相手との関係を続けないといけない場合、その人がどんな人間なのかを知る必要があります。
正確に知るためには細部にまで至る、情報が必要になってくるのです。
一例
- 観察力
- いつも自分と2人で話している同僚は普通なのに、上司がその場にいると態度が強くなる。
- 態度が強くなっている状態だと、切羽詰まって少し前の言動なども忘れている。
- 洞察力
- 自分のプライドと見栄の優先している
- 他人からの評価を気にしている
- 自分の価値に自分で見出せていない
- 後先のこと考えず目先の利益に優先している
- 切羽詰まっている様子から、恐怖を感じている
- 自信がない
《結論》
- 条件によっては、人が変わる
- 自信がない様子 etc.
《対策》
- 距離を取る etc.
このように、その人のことをよく見て観察し、どう対策を取るのか考えましょう。
対策4:先入観を捨てる
正確な情報を見るために、余計な偏見に頼りすぎるのはよくありません。
先入観を抱いてしまうと、ありもしない物事で間違った選択をしてまいがちです。
また偏見の塊のような発言をしてしまうと、ちゃんとした知識を持った人から見て、ただの恥さらしかならないので注意が必要です。
ちゃんと自分の目で見て確認をしよう
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「告発」は著者コレコレさんが生放送中に相談しにきた、ネット犯罪の内容が書かれています。
- SNSやネットに詳しくない
- 犯罪に巻き込まれないよう知識をつけたい
信用や信頼だけでは、トラブルの元になっている話が多く、どうしたら問題を回避また解決できるのかを考えさせられる本です。
おわりに
今回は「信用・信頼を頼り過ぎている理由と、その対策」についてでしたが、いかがでしょうか。
記事のまとめ
- 楽だから
- 観察力が足りないから
- 不正や間違いを見抜けない
- 期待通りにいかずイライラするようになる
- トラブルを起こしやすくなる
- 人に騙されやすくなる
- 行動パターンをいくつも予想しておく
- 精神的に強くなる
- 観察力と洞察力を磨く
- 先入観を捨てる
「告発」は著者コレコレさんが生放送中に相談しにきた、ネット犯罪の内容が書かれています。